わたしのみち

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いつも車に「猫用の箱」を用意している夫


小学校の冬休みには欠かせなかった書初めの宿題。市農協の作品展に出すお題で「年上を敬う」というのだけが今も強く記憶に残っています。
みなさん敬ってますか?


夫は10歳年上なので私からすれば十分敬うに値する人物なのですが、日々の暮らしのなかで足蹴にすることはあっても敬うことは欠けています。
嘘だからね、足蹴になんてしてないからね。ちょっと手のひらで転がしてるだけですww

それでも私が夫を尊敬するポイントはあります。
それは彼がいつも車に「猫用の箱」を用意していること。
捨て猫・迷い猫を保護するためではありません。
route53.hatenablog.com


仕事で夜間車を走らせていると猫の死体に遭遇します。
大抵は車に轢かれた状態です。細かく書くと困る方もいるので書きませんが想像つきますよね?
何台にも轢かれてどうしようもないこともあるのですが、体が残っている状態なら夫は車を停めて箱を出し亡くなった猫を箱に入れて道路脇に置きます。
箱がない場合でも更に轢かれないように道路脇の人目につきにくい場所に移動させてあげます。
そして帰宅後、保健所宛にFAXを送るのです。
地図を書いて箱を置いた場所を記し、引き取りをお願いするために。
その箱や猫が数日放置されていることはなくて、きちんと保健所の方は受け取った情報をもとに回収してくださってます。

私にはできません。
猫が好きといいながらも轢かれた状態の猫を見るのは怖いです。このまま放置すると更に轢かれるかもと思いながらも内蔵が出ていたりする状態を触ることはできません。
でも夫はそれをごく当たり前にやってくれます。そんな時は「うちの夫すごいな」って思うんです。
私は手を合わせるしかできないです。
この子はノラ猫だったら楽な生き方をしてこなかったかもしれなくて、寿命ではなく最後は車に轢かれるという決して幸せな終焉じゃなかったんだろうけど、夫の行動によってほんの少しでも救われた猫生だったのかなって。

桜耳の活動をされてる方もいて、地域猫として見守ってらっしゃる方も多くいますが、やはり野に放たれるということは事故に遭遇してしまう可能性はあり、ノラ猫の行動を制限できない以上見守ってる方の範囲の外で死んでしまったらそれを最後に手助けしてあげられるのは通りすがりの私達なのかなって思うと夫の行動は尊敬に値するのです。
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ARIGATO☆