先週、平等院鳳凰堂とその周辺を訪れました。
しかし宇治川の東側は十分散策できず残念に思っていたのですが、
今週末も夫が京都へ行くというので、便乗しまして残りの宇治を楽しんできました。
今回は子供はお留守番。
ゆっくり巡りたいと思います。
駐車場(地図P)
宇治散策には電車でも大変便利なんですが、
私は車ですので駐車場をまず目指します。
今回の第一目的が源氏物語ミュージアムだったので一番近い駐車場に
停めることにします。
宇治はそれほど広くないので散策時間を考えると、この駐車場は安くつきます。
もちろん滞在時間が長くなれば値は上がりますが、
3時間半までの滞在なら近辺で一番安いんじゃないかな?
宇治観光の端にある駐車場ですが、ぐるっと回ってくるなら問題なしです。
源氏物語ミュージアム(地図A)
平安時代と源氏物語がメインの施設です。
館内は映像展示室と企画展示室以外は撮影可能となっています。
(念のため受付でご確認ください)
平安の間
ここでは主に平安時代の暮らしようを展示しています。
平安の姫になりたい。ぽっちゃり丸顔だからイケるでしょw#宇治#源氏物語ミュージアム
また源氏物語のストーリーが放映されています。
こちらは光源氏が理想の限りをつくした大邸宅「六条院」の模型です。
春夏秋冬の美しさを表す御殿・庭園をつくり、
4つの町それぞれに愛する人々を住まわせたそうです。
春(右下):光源氏、紫の上、女三の宮
夏(右上):花散里、玉鬘
秋(左下):秋好中宮
冬(左上):明石の君
紫の上と明石の君を一番通いにくい位置に置いたのは、
激しい嫉妬で胸を搔きむしる思いをした紫の上を思ってのことでしょうか。
だったら一緒の邸宅には・・・(笑)
架け橋を渡って進むのは・・・
宇治の間
源氏物語の最後の十帖「宇治十帖」は、
匂宮(光源氏の孫)と薫(表向きは光源氏の次男であるが・・・)が
中心となるストーリーです。
良きライバルである匂宮と薫の間で揺れる浮舟。
まぁ、源氏物語を読むと誰もかれもが悩みながらも恋愛に奔放というか(笑)
そこ行っちゃダメでしょ!?って話が多いですね。
図書室
源氏物語に関する書籍がたくさんあり、閲覧することができます。
源氏物語の深い部分まで読み解きたい方にも見応えのあるものが多いかと。
また子供にもわかりやすいマンガも置いています。
私でも読めそうなものがあり、書名を控えてきましたが、
残念(当然?)ながら地元の図書館で扱っているものは少なかったです。
せっかくなので予約しましたが。
ちなみに・・・
光源氏の名は「光」ではありません。息子の「薫」もしかり。
源氏の姓を賜ったのでそれは確かでしょうが、本名は何なのでしょうね。
「光る君」の「光る」、「薫る中将」の「薫る」も、
気高さを形容する言葉だということです。
あさきゆめみし
な~んて言っても、
実は源氏物語を知ったのは大和和紀さんの「あさきゆめみし」。
小6のころに手にして当時はすっかり平安の世界に夢を馳せたものです。
引っ越しの度に手放しては、何度も読みたく、何度も買い直しました。
かなり白目率の高いマンガです(笑)
源氏物語ミュージアム基本情報
開館時間
09:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日
月曜日(祝日の場合はその翌日)
年末年始(12月28日から1月3日)
観覧料
大人500円・小人250円
所在地
〒611-0021 京都府宇治市宇治東内45-26
電話 0774-39-9300
アクセス
JR奈良線「宇治駅」下車、徒歩15分
京阪電鉄宇治線「京阪宇治駅」下車、徒歩8分
公式URL
では次へまいりましょう。
さわらびの道
源氏物語ミュージアムから宇治橋へつながる小路です。
趣は・・・あまりありません(笑)
なぜなら片側はほぼ住宅街だから。
宇治神社を過ぎた辺りからは完全に住宅街です。
宇治上神社(写真B)
この先にある宇治神社と併せて宇治鎮守明神・宇治離宮明神と呼ばれていました。
平等院が出来てからは鎮守杜として崇拝されていましたが、
治歴3年(1067)に醍醐天皇が平等院に来られた際、
宇治上神社に「離宮明神」という神位を与えられたそうです。
拝殿
本殿
小さい神社なので拝殿のすぐ裏にあります。
この本殿は「右殿、中殿、左殿」の3つの社がありますが、
格子障壁のためなかなか見にくいですね。
中央の「中殿」には応神天皇、向かって左の「右殿」には仁徳天皇、
向かって右の「左殿」には菟道稚郎子尊
祀られています。
神社としては日本最古のものである宇治上神社の本殿は国宝に指定されています。
桐原水
宇治七名水として唯一今も湧き続けている「桐原水」。
拝殿右手の手水舎がそれです。
めずらしく小さな小屋に囲われているので、順番の列が出来ていました。
宇治神社の手水舎も「桐原水」です。
おみくじ・御朱印
古くは「菟道」(うさぎみち)と言われいたのにちなんでうさぎのおみくじ。
かわいいです。
宇治上神社の御朱印はカラフル!
御朱印帳を持参すればそちらにも書いていただけるのですが、
季節にちなんだ色紙や薄紙を使い分けているので、
御朱印ををいただいてそれを御朱印帳に貼るのもいいかもしれませんね。
色紙より薄紙に書いているのが素敵でした。
http://www.pref.kyoto.jp/isan/ujigami.html
宇治神社(写真C)
過去記事参照願います。
前回、時間の都合で御朱印をいただけずお参りだけでしたので、
今回御朱印を頂戴してきました。
通圓(地図D)
やっといっぷく~♡
宇治橋のたもとにある「通圓」さんへ。
点てた抹茶に白玉3つとあんこが入っています。
あんこと一緒にいただくとふわっと甘さが広がります。
最後にお茶を飲み干せば、あんこの甘さもさっぱり流れてのど越しがいいです。
茶だんごとのセットにしようか迷ったけど、食べきれる自信がなく、
抹茶ぜんざいだけいただきました。
ここで終点の予定だったのですが、
買いたいお土産があったので宇治川の向こうまで足を延ばしました。
さらに夫から待ち合わせ時間変更の知らせがあり、1時間の余裕ができました。
やったー!!
もう1カ所行きたかったところへ向かいます。
三室戸寺(写真G)
宝亀元年(1200)に光仁天皇により千手観音菩薩を本尊として創建されました。
5000坪の大庭園が有名で「花の寺」とも言われていますが、
つつじも、あじさいも、ハスもな~んにも咲いてなくて残念。
時期ではないので当たり前ですが、何か別の花が咲いてないかと期待しました。
地図ではとても離れて見えますが、源氏物語ミュージアムから徒歩15分程です。
ということで、長いことお付き合いいただきありがとうございました。
本日の散策は源氏物語ミュージアムまで戻った時点で3時間半でした。
前回、見れなかったところも全て見たし、
また次の散策先を探したいと思います。
今回の御朱印
宇治上神社
宇治神社
三室戸寺
今回のお土産
福寿園 (写真E)
宇治のみどり(6個 1,080円)
求肥に包まれた宇治抹茶餡はふんわりお茶の香りがして、
甘すぎず美味しいです。
伊藤久右衛門(写真F)
宇治抹茶だいふく(6個 1,360円)
知人のおススメ商品として聞いていたので購入。
明日はこれを3時のおやつに♡
久々に京都を堪能しました。
近いゆえなかなか足を向けないのですが、
来てみるとやはり風情があって、心が落ち着きます。
ARIGATO☆