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京都・平等院鳳凰堂から宇治散策

夫の京都行きに便乗して京都府宇治市へ行ってきました。

フリータイムは3時間。

一人で源氏物語の宇治十帖を巡る散策を楽しもう!と思っていたのですが、

次男が「お供します」と言うのです。

伴っていると思うように先に進まないではないか。

宇治十帖巡りは叶いませんでした。

それでも二人でゆっくり散策できたので、その道をつらつらと綴りたいと思います。

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平等院

平等院は永承7年(1052)に関白藤原頼通により、

父道長の別荘を寺院に改め創建されました。

現在平等院は二つの宗派のお寺が管理しています。

浄土宗の浄土院と天台宗の最勝院です。

なので平等院自体はどちらにも属していない単立寺院となっています。

めずらしいですね。

鳳凰堂

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創建翌年、阿弥陀堂として建立されたのが現在の鳳凰堂です。

10円硬貨のデザインとして有名ですが、

鳳凰堂中堂の南北に据えられている対の鳳凰像は、

1万円札の裏にデザインされています。

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平成26年に改修を終えた鳳凰堂ですが、現在の鳳凰像は複製像です。

本物の鳳凰像は隣接する平等院ミュージアム鳳翔館に保存・展示されています。

 

鳳凰堂は内部拝観が出来るのですが、注意が必要です。

鳳凰堂に渡る橋の横で内部拝観受付の窓口があるので申込みをすると、

何時に入れるか記載されたチケットを渡されます。

その時間の10分前に集合して各回50名づつ拝観に案内される仕組みです。

1時間待ちは普通のようで、繁忙期には2~3時間後の案内になることも。

待ち時間の間は平等院の外に出ることも可能だそうです(再入場可)。

 

梵鐘

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「姿の平等院鐘」といわれ、「声の園城寺鐘」「勢の東大寺鐘」と並んで、

「天下の三名鐘」として有名です。

現在、鐘楼に懸けられている梵鐘も複製であり、

こちらも鳳翔館に保存・展示されています。

 

平等院ミュージアム鳳翔館

鳳凰像1対、梵鐘、雲中供養菩薩像などの宝物類を保存・展示する博物館です。

写真撮影不可となっています。

 

平等院基本情報

拝観日

年中無休

拝観時間

庭園 08:30~17:30(受付終了17:15)

平等院ミュージアム鳳翔館 09:00~17:00(受付終了16:45)

鳳凰堂内部 受付09:10~16:10

      09:30から拝観開始・20分ごとに1回50名づつ拝観となる

拝観料

庭園+平等院ミュージアム鳳翔館 大人600円・中高生400円・小学生300円

鳳凰堂内部 ご志納金として一人300円

所在地

〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華116
電話 0774-21-2861

アクセス

JR奈良線「宇治駅」下車、徒歩10分
京阪電鉄宇治線「京阪宇治駅」下車、徒歩10分

公式URL

http://www.byodoin.or.jp/ja/index.html

 

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平等院から塔の島(中の島)を通って宇治川の対岸へ向かいます。

塔の島は2016年3月現在、護岸工事中で景観としては・・・だったので、

通り過ぎるのみでした。

 

朝霧橋

朱色の朝霧橋を渡ります。

比較的新しい橋のようです。この橋を渡った正面には宇治神社があります。

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宇治十帖モニュメント(地図A)

朝霧橋を渡ったたもとにあります。

匂宮(光源氏の孫)が浮舟と寄り添う姿が。

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宇治川って平安のゆったりしたイメージがあるので、

穏やかな川かと思っていたら、結構激しい川でした。

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桜にはまだ少し早かったです。

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福寿園宇治工房(地図B)

少し休憩をしましょう。

宇治茶で有名な福寿園の宇治工房にある福寿茶寮へ。

 

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≪季節のデザートセット(1200円)≫

抹茶アイス・抹茶わらびもち・さくらケーキ・さくら羊羹

さくらケーキがなんとなく懐かしい味でした。

右上の湯のみはほうじ茶ぷりんです。(ホイップしか見えない)

ほうじ茶の香ばしさが口の中にふわっと広がります。

 

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≪抹茶ぜんざい(800円)≫

抹茶のおもちが入った抹茶のぜんざい。

甘すぎず、抹茶の味わいを楽しめます。

 

宇治川を挟んで西側のあじろぎの道には「福寿園宇治喫茶館」があります。

福寿茶寮よりお手軽に宇治茶が楽しめます。

www.ujikoubou.com

 

宇治神社

朝霧橋を渡った正面にある宇治神社。

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仁徳天皇の弟にあたる菟道稚郎子尊(うじのわきいらつこのみこと)が御祭神。

学業・受験の神様です。

「菟道」うさぎみちと書いて「うじ」と読んでいたことから、

地名が宇治になったんだそうです。

 

兎がモチーフの宇治神社。

手水舎にはかわいい兎が。めずらしいですね。

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参道を進むと拝殿「桐原殿」があり、

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その奥に本殿があります。

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本殿は鎌倉時代初期の建築物で、

三間社流造り(さんげんしゃながれづくり)・桧皮葺きで、

国の重要文化財に指定されています。

 

本殿の右側にまわると、「みかえり兎」神様のおつかいとされる兎が鎮座。

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正しい道へ導いてくれます。

パワースポットだそうですよ。 

uji-jinja.com

 

宇治神社を後にして、さわらびの道を通って宇治橋へ向かいます。

このさわらびの道

源氏物語ミュージアムへ向かって歩くと大変風情のある小路のようですが、

宇治橋へ向かう方面へは住宅街を抜けるものでした。

あぁ・・・源氏物語ミュージアムへ行きたかった。

次回はぜひ行きたいと思います。

 

宇治橋

宇治橋は大化2年(646)に架けられ、

日本三古橋(京都・山崎橋、滋賀・瀬田の唐橋)の一つに数えられます。

洪水や戦により幾度と架け替えられてきましたが、

現在の橋は平成8年(1996)に架け替えられたものだそう。

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橋の上流中ほどにある「三ノ間」は、守護神「橋姫」を祀ったなごり。

現在は「宇治の茶まつり 名水汲み上げの儀」が行われます。

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橋を渡ったたもとには源氏物語の作者・紫式部像があります。

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その横には夢浮橋(ゆめのうきはし)古蹟が。

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夢浮橋は実在しませんが、

橋(橋姫)で始まり橋(夢浮橋)で終わる宇治十帖最後の古跡であるため、

以前のひっそり目立たない場所からこちらに移動してきたそうですよ。

 

 

ここで時間切れ。今回の散策は終了です。

本当は地図の水色の輪の辺りも散策したかったのですが、

次回の楽しみとしておきます。

次は絶対源氏物語ミュージアムへ行く!

 

 

今回の御朱印

平等院

右が浄土宗・浄土院の「鳳凰堂」御朱印

左が天台宗・最勝院の「阿弥陀如来」御朱印

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宇治神社は16:00を過ぎてしまったためいただけませんでした。

次回必ず参りなおしたいと思います。

 

今回のお土産

福寿園

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休憩でいただいたほうじ茶にほれ込んだ次男のリクエスト。

200g(800円)あるので、しばらくは自宅でも楽しめます。

 

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お茶の佃煮(800円)です。

お茶の葉の佃煮なんてめずらしいですよね!

抹茶ぜんざいと一緒にいただいたら、とても美味しかったので購入。

次男曰く「磯じまんっぽいね」・・・安く見えるからやめて(笑)

 

名神高速道路・桂川SA

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帰路、ルート変更&周り道をしてわざわざ桂川SAへ。

以前立ち寄った際、爆買いしている人を見かけてつられて購入したのですが、

めっちゃ美味しい!!

サクサクピリッが食事にもお茶請けにも合います。

店舗でも販売していますね・・・

調べる前に桂川SAしか頭になかったのです。

www.honkekojima.co.jp

 

 

もうじき京都も桜が咲き誇り観光客もグッと増えるでしょうね。

私もその頃を目途に、次は源氏物語を巡る散策に行きたいです。

 

 

 

ARIGATO☆