わたしのみち

おもうこと、ひびのことあれこれ

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待機児童のためだけじゃない。施設の活用を。

昨今、待機児童問題は都市部から地方部にまで広がっていますが、自治体によって待機状態はさまざまです。

実は先日、待機児童に関するバトン記事の依頼をいただいたのですが、受けることができませんでした。

理由として我が子がすでに小学校高学年で保育園利用からかなりの年数がたっており、現状を把握していないからです。

 

それでも子をもつ親として、今後しばらく続くであろう状態を思うと他人事ではない思いを持っていますので、少しだけ思うところ願うところを書いてみたいなと思います。

もちろん私個人の思いですので、待機児童の保護者の方々の意に沿わないこともあるかと思います。

理想論なのかもしれません。それでも働きたいお母さんが働ける環境を整える一案になればいいなと思っています。

 

私の住む市の現状

これは平成27年5月27日に報道提供資料として提出された保育所等利用待機児童数の集計です。
平成26年12月末までに受付をした平成27年4月1日からの利用申し込みによる発生数となります。

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年齢別の待機児童数

1歳児が一番多く、高年齢になる程減っています。これは育児休暇の1年を経過後の復職を希望する方が多いということかと思われます。上に兄弟がいる場合、多くの保護者は0歳児からの入園を希望するので1歳での復職希望者の枠は狭くなるということもあると思います。今年度の待機児童が54名でうち1歳児が40名です。この54名が待機数として多いのか少ないのか。多い少ないではなく待機児童がいることが問題なんだろうと思うのですが、わが市の0歳児以上を保育できる施設は認定こども園だけで各区合計88施設あります。他に保育所(公立・民間)や小規模保育事業を含めるとその数は増えます。

各園定員が定められているのはわかりますが、単純に各園1名受け入れを増やすだけで待機児童はなくなるのではないかと想像するわけですが、定員を1名でも越えて受け入れを増やすには保育士を増やさねばならない・施設を増設せねばならないという規定があると思います。なので待機児童数を減らすのは難しいということでしょう。

 

さて、この54名が実際の待機児童数とは違うことが次の表からわかります。


本当の待機児童数

この表から申込数と入園児童の差は578名です。調整基準により入園できなかった児童が578名もいるのです。他の自治体も同じようですが、見かけの待機児童数が少ない裏には区分のマジックがあるようです。わが市でもそのほとんどが「特定の保育所のみの申込者など」に入るのですが、これは資料を探しても適当なものが見つかりませんでした。想像では兄弟など同じ園への入園希望を出したが叶わなかったということでしょう。どこでもいいから入園したい!ではなくここでないと!となると住宅事情などにより集中した場合一発却下となるのでしょう。

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働く保護者としては出勤前に登園させる園が違えば手間も増えます。園によって準備品が違ったりするので同じ園に入園させたいのは当然です。ただ、働くことを優先するならば違う保育園を選択することも致し方ないのかなとも思うのです。それが近隣の園であればなおさら。

当然、入園後に転園を踏まえた申請もできるので、その上で調整基準に対し自分の加点を上げていくのも一つの方法ではないかと思います。こだわった末に調整基準に達することができなければ仕事すらままならないですよね。

 

市の改善

上の表「4 保育所等利用申込数と待機児童数の推移」を見ると平成25年を境に待機数がぐっと減っています。この数年、保育所を認定こども園にしたり増築したりと受け入れ定員数の向上に努めているようです。ただし上記のような区分のマジックなどもあるのではないかと思ってしまいます。

 

新設・増築はもったいないの?

希望者が全員入園できるのは理想ですが、それを叶えるには施設の新設・増築が必要なんでしょう。それには市の負担・施設の負担が必要で簡単に取り掛かれる問題ではありません。保育を必要としない人にすると「個人的に調整努力するべき」「核家族ではなく親世代との同居でなんとかなる」「一部の人の為に税金を投入するのは・・・」などという言葉を見かけますが、本当に無関係で切り捨ててしまっていい問題なのかと思うのです。少子化を問題視するなら保育・待機児童の問題にまで話が及ぶのは当然です。少子化の先には年金問題があり・・・すべてつながっているのです。誰もが無関係だとは言えないように思います。

 

保育園から小学校へ

では税金を投入して、施設が部分負担して、今待機児童が減ったとします。

そして少子化傾向にあり保育を必要とする人が減ってくる。せっかく建てた施設に空き部屋がどんどん増える。それを無駄にしてしまうかどうかは、また行政の工夫なのではないでしょうか?

卒園した子は小学校に上がります。だからと言って保護者は仕事を辞めません。今小学校に併設されている「学童保育(放課後児童対策)」は1年生~6年生の留守家庭児童を優先しています。しかし我が子の通う学校では実質3年生までしか受け入れられません。定員を超えているからです。小学校近隣にはどんどん新しい住宅地が増え、児童数も増え飽和状態。学童施設に当てていた教室を使わないと足りないということで、校庭に学童施設が新設されましたが、そのために校庭が狭くなりました。その一方保育園の空き部屋があるなら・・・それを利用するのもひとつの活用手段です。小学校と保育園が隣接しているところばかりではありませんが、集団下校を促して移動することは可能です。

 

我が家の場合

我が家は兄弟の年齢が離れているため小学校に通う長男と保育園に通う次男に4年間、分かれました。学校にある市が運営する学童保育に入れていたら2カ所にお迎えに行かねばなりませんでした。しかし、保育園の一室を利用した学童施設があったため、長男はそちらを利用することにしました。

集団下校で保育園の学童に下校します。道中まで学童の先生がお迎えに出てくれるのです。費用は市の運営する学校内学童が月1万円に対し保育園の学童は1万2千円くらいだったでしょうか。しかし学校内学童が18時までと決まっており、時間になれば門の外に出されることもある中、保育園の学童では保育時間と同じ制限まで見てくれます。宿題をしておやつを食べて時にはクッキングも。保育園児とは別の運動場があるのでサッカーしたりバスケしたり。急な残業でも寒空の下子供を外で待たせる心配はなく済んだわけです。

 

 

将来、保育の必要な子が減っても学童が必要な子はまだまだいます。区切ってしまうから保育の必要な子が今後少なくなるのにと施設新設に躊躇するのであって、その後に繋がる学童保育まで繋げて利用価値を考えるとどう思われますか?保育園で学童を行うには保育施設の負担や協力も不可欠ですが、それだけ長きにわたって必要としている人がいるということを考えれば、施設新設・増設も無駄なことではないと思うんです。

働きたい人が働ける環境、保育だけでなく小学校へ行っても子供の下校後を安心して過ごせる環境が整えばいいなと、心から思っています。

 

 

 

ARIGATO☆