わたしのみち

おもうこと、ひびのことあれこれ




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収集癖ーたくさんあることの満足、揃っていることの満足


昔はそんなに「モノ」を集めたいという気持ちはなかった。

小説の上中下巻や発売日に買った結果のマンガの全20数巻なんてのとは違う。
何か特定の種のモノを収集したいという気持ち。
集めているモノが多くなり目に見えない場所に保管しなければならないほどになると、それは癖(へき)と言ってもいいのかもしれない。
人はそれぞれ何らかの趣味があってそれにまつわるものを集める。
釣りが好きなら竿やルアー、野球が好きならバットやグローブに次々目をひかれる。
アニメが好きな人はフィギュアとかかしら?
高価なものになると宝石や絵画を収集する人もいるだろう。

かくゆう息子も「バンドリ!」や「刀使ノ巫女」が好きで小遣いをやりくりしては気づけば知らないフィギュアがまた机に増えている。
彼のマイルールなのか部屋の机上以外にはフィギュアは置いていない。
机上に余るフィギュアは時折入れ替えられ箱に戻されたものは部屋の隅に積まれている。
それを見て、私は飾らず箱に収めるくらいなら減らせとも処分しろとも言えない。というか言うつもりもない。
私も同じ経験をし、それを息子も見ていたからだ。


私があるものを集め出して生まれて初めてヤバいかも…と思ったのが妖怪ウォッチのメダルだ。
十分大人になりきってからの収集癖。
妖怪ウォッチが世に出たときの我が子の年齢、自分の周りの友人関係、価格も影響したとは思うが「子供のため」という名目でメダルを集めまくった。
新しいメダルパックが発売されればたった1パックの為に並びそれを繰り返し、新しいガチャが出ると知ると置いてる場所を探し何度も並んだ。同じメダルがダブれば人と交換し無我夢中で集めた。
雑誌の付録・全プレのメダル、ゲームして運が良ければ手にするメダル。
それらがファイルの納まるべきところに納まること、コンプリートすることにまさに一時期は血眼になっていた。
その熱がすぅ~っと引いたのは周囲より早かったと思う。
購入の為に早朝から並んだり時間をかけてアーケードゲームをする時間の浪費、購入する金銭の浪費にはたと気づいたとき子供はただ単に私に振り回されていただけではなかったかと思った。
もちろん子供は新しいメダル・レアなメダルを手にすると大層喜んだが、一緒に夢中になっていたつもりがいつの間にか「子供のため」という言い訳で私が「収集すること」に夢中になっていただけだと気づいた。
実際、収集を止めても子供からは「新しいメダルが欲しい」という言葉は出なかったのだから。
まだ子供の部屋に残るたくさんのメダルをもう処分しようかと話しながら自分の癖を振り返る。


人は誰しも何か特定のものに夢中になることはある。そんな時期はある。
でもそれは期間は人それぞれでもいつか終息していくんじゃないかと思っている。
だから今、息子が部屋の隅にフィギュアの箱を積んでいてもそれもいつか時と共に変化していくんだろうなと思っているわけだが逆に今が助走で加速していくのかしら(;'∀')とも気になりつつ見守っている次第。

結局何が言いたいかというと夢中になるものが変り、趣味のジェルネイルのカラージェルが最近やたらめったら増えていく自分への言い訳である。
私の手の指は10本なんだが趣味が飽いても使いきれないだろうカラージェルを備えてしまった。そろそろ買い控えねば。




ARIGATO☆