わたしのみち

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心からの義理チョコと石鹸

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思い出語らせていただきます。


独身の頃ですからもう20年以上前、某ディーラーで事務員として仕事をしていました。
私が勤めていたのは数十店舗ある支店の中の1つです。
各支店にいる女性事務員は2~3名。
他にサービス部門にも1名、営業部門にも数名女性はいたけれど、
毎年のバレンタインデーには事務員とサービスの女性でお金を出し合ってチョコレートを買っていました。

男性一人一人に渡すのではなく、
一口サイズのものがなるべくたくさん入ったパッケージを選びました。

逆にホワイトデーには女性たちが休憩タイムにつまめる小ぶりなお菓子のセットを男性たちはお金を出し合って買ってくれていました。

そこには特別な愛情なんて当然なく、お互い日々の感謝の気持ちは含まれていたように思います。


そんな支店内の話とは別に、同じく女性でお金を出し合って一人の男性にチョコレートを渡していました。
相手は本部の専務です。
日々、同じ支店で仕事をすることもなく、
週に1度ほど支店回りをしてくる専務です。
当然個人的に会話を交わすこともほぼほぼありませんでした。
そんな相手にチョコレートを渡すのが「会社の今までのしきたり」とでもいいましょうか。
こう言ってはなんですが、接点がなさ過ぎて日々の感謝どころか義理中の義理です。

そんな専務からのホワイトデーのお返しは毎年決まっていました。
『シャネルNo19の石鹸』
20代前半の女性ならブランドの化粧品に夢中になってもおかしくない年齢だし、
シャネルと聞けば心躍ることもあるでしょう。
でも外商でまとめて買ったのか小さな手提げに入ったラッピングされた石鹸をダンボール箱から流れ作業的に出されてありがたみを感じたことは一度もありませんでした。


あの頃は郷に入っては郷に従え、自分だけそんなことしたくないと言えない若い一人でした。
今となっては無駄な行為だったなと思います。
今の私は義理チョコは一切しません。する相手もいません。
でもホワイトデーのプレゼントは年中受け付けていますwww
あの石鹸、7年勤めて7個は貰ったはず。
使った記憶はないので今でも我が家のどこか奥深いところにしまわれてるんじゃないかと思います。


今週のお題「ホワイトデー」




ARIGATO☆