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PTAの役員になるということはそんなに嫌なことなんだろうか

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PTAと言っても本部役員・各種委員に分かれている学校が多いと思いますが、春ですねぇ。PTAの役員になることに対するエントリーをチラホラ目にします。「なってしまった・選ばれてしまった」というエントリーをよく見かけるのは私の目が偏っているということでしょうか。
私自身はPTAの存在は賛成ですし、役員にあたるのも問題ないというか「全員在学中に1度はやっていただきたい」という要請があれば1年生の時に手を挙げるタイプなので。
学校や先生にすべて任せるばかりでなく、親が学校に顔を出す機会が増えることで学校環境も知れるし、先生方と協力して児童に対してより良い学校づくりに力添えができます。そんな学校がしようとしていることも一般保護者より近くで知ることができるということはストップの意見も言えるということだと思ってます。
今日はPTAの役員になることに対する私の思いを綴ります。とても長くなってしまったので、お暇な時にでもどうぞ。

PTAのお仕事

PTAの存在も各学校それぞれのようですが、我が子が通う学校は本部と各種委員(広報・衛生・研修)に分かれています。その下に学年・学級代表があるわけです。各学級から3名各種委員を選任しその中の一人が学級代表であり、同学年の学級代表の中から一人が学年代表であり、本部の月一定例会にお呼ばれするのです。また各種委員にも代表が一人おり本部の月一定例会にお呼ばれします。
各種委員にも月一ほどで会議がありますから何度も学校へ行かなければならないかというとそうでもなく、各種委員の会議の後に本部の定例会を行うので何日も予定を空ける必要はなく、1日で済むようにとの配慮です。

末端の各種委員の代表に当たってない人が一番楽っちゃー楽です。月々の会議と年に1~2回ほどの行事参加だけですから。じゃぁその行事の為に予定を空けなきゃならんのかい!?というと、当然我が子が通う学校の行事であり親として参加するのですからいずれにしても予定は空けなきゃならんわけで、そのうちほんの少しの時間を役の仕事にあてるということになります。

一番大変なのは本部

PTA会長を筆頭とする本部が一番大変でしょうね。各種委員会の会議にも持ち回りで出席したり、各種委員会の企画する学校全体を対象としていない行事に参加したりすることがあります。だから出席回数で言うなら一番多いですよね。各種委員で行われた会議や内容の確認・企画行事への協力を船頭となり補助となり力を発揮する場面が多いです。
だから「PTAの役員になりたくない!」と言えばほぼ本部のことではないでしょうか。各学級で決める委員は結構なりやすいものだと思います。

立候補と推薦・・・そしてクジ

「今年は私、役をさせてもらいます」とおっしゃる方は「在学中に1度は・・・」の暗黙の了解を呑んで自分の都合の良い学年で手を挙げる方が多いかと思います。我が子が6年生で役に当たりたくないとか長子で新入生の時は色々よくわかってないからやりたくないという気持ちはわかります。なのでママ友と話を合わせて「今年一緒にしましょうよ」ってパターンがよく見られます。自分から手を挙げるということは大変な本部ではなく楽な委員を選べるというメリットがあったりしますね。
でも学校側は役に当たってない親を考慮してクラス分けするわけではないので、この学級は全員立候補でさっさと決まったけど、こちらは全く決まらずなんてことがでてくるわけです。なので推薦という名の「○○さんまだ役されてないようなので今年お願いできませんか?」の依頼が直接やってくるのです。やりたくない言い訳は色々ありますね。「下の子が小さいから・・・」「介護があって・・・」「仕事が・・・」そうして推薦という名の依頼で決まらず、じゃぁ仕方ないと席を空けたままにはしてくれない。「やってない人でクジにしましょう」となる。
やりたくない方は大抵役決めの懇談会などに出ないから不在のままクジに名前を入れられ、会長だか担任だかがクジを引くのです。すでに役をやった方やその場にいる人は全員証人です。クジに不正がなかったという証人。
それが学級単位の各種委員ならまだ話は治まりやすいですが、本部となるとひと悶着あるんでしょうね。大変ですからね、本部は。

ちなみに我が子の学校のPTA本部は基本押しつけでの役割当てはあまり聞きません。「再任は妨げない」という規定があるので今年もやりたい!という方は何人かいらっしゃいます。そして旧年度内に役になっていない方に事前に推薦ということで打診するのですが、その時気の合う方が役員だったりするとすんなり受けてくれたり「○○さんと一緒に」と一挙に2名様ご参加~!となることも。いいんじゃないですかね?顔見知りでない方ばかりと会議するより仲間との方が意見も出しやすいし活動も活発化しますよ。まぁそれでも拒否される方もいますし、その時はガンガン押すばかりでなく時間をかけて他の方にあたることもあるし、本部の方々は次年度の役員決めに努力されています。

「再任は妨げない」けども

やる気のある方が今年もやりたいとおっしゃるのは素晴らしいことだと思います。それだけ学校の活動に目を配り気を配ってらっしゃるのですから、名目だけの空回りするPTAにはなりません。その他の方も自然と一部のやる気に引っ張られ活気ある活動ができると私は思っています。

じゃあやる気があるからずっと役員で居続けたらいいじゃない?それはちょっと違うんじゃないかなと感じています。なり手がいない、探すのが大変、お願いしても断られ心が折れる・・・それなら私が続けた方が早い、それで解決するなら今年もやろうとなってくると、活動自体がズルズルしてしまうのです。去年と同じようにが続いてしまったり、何年も続けている役員の意見が通りやすくなってしまったり、自分がやりたいと思って続けているにも関わらずいつのまにか同じ調子で出来ない人への批判が出たり・・・
PTA役員の人間関係は大切ですが「児童のために」が目的なのですから役員同士でわちゃわちゃやられてもねぇ。

やはり適度な年数で交代してもらいたいと思うのには未経験の方に学校との関わりで色んなことを知って欲しいというのがあります。送りもお迎えもない小学校で親が出向く機会なんてわずかです。学校へ行く機会が増えると自然と児童と先生の関係や学校の取り組みが見えて、クジであたってしまったけどやったらなかなか面白くて我が子の通う学校に興味が湧いて役を降りたあとも積極的に行事に参加するようになったなんてよく聞く話ですね。

みんな忙しいですよね

仕事があるから休んでまで毎度参加できないよ!そうですよね~。会社員だとなかなか自由に休めないしそのために有休申請しても必ず通るとは限りません。パートの方や主婦の方は会社員より時間の融通は利くのかもしれませんが、暇なわけじゃありません。私は役員にあたっても欠席してもいいじゃないと思ってます。だって生活の糧である仕事をおろそかにしてまでPTA活動するものではないと感じてます。
「今回の会議は出られないけど次は出れるように調整します」「仕事の都合で日中の会議は絶対出られないけど行事には参加できるので仕事の割り振り教えてくださいね」「昨日の会議出られなかったけどどんなことありましたか?また議事録とか見せてくださいね」そんな感じでいいんじゃない?「仕事なんだから仕方ないだろ!」でイヤイヤあたった役に関わる気が全く感じられない人には風当りが強くなるんだろうし、本人も押しつけ感を感じるんでしょうね。一部でも関わっていくことで欠席に対する理解は十分得られると思います。
それを許さないPTAなら何を目的として活動してるんだろう・・・って思っちゃいます。保護者を100%出席させることが目的ではなく、児童に関わる活動をすることが目的なんだから欠席してもそれを補う姿勢が見えればいいんじゃないですかね。


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ということで、PTAの何たるかではなく役員になるということを綴ってみました。本当に長くなってしまって、何をダラダラ語ってるんだ私は・・・
1人でやるのではありません。協力してやるからPTAなんです。小学校で本部を2年、各種委員を2年、中学校で各種委員を1年経験した役員になることへの思いでした。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。




ARIGATO☆