わたしのみち

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ダヤン・ブンティン湖で受胎した


最近ブログで読者登録させていただいてる方に妊娠ラッシュが起こっている。いいなぁ~私も女の子欲しかったな~(現在男児×2)。1人の人間が自分のお腹の中で育っていく不思議。正直体は楽じゃない。それでも月日を経て生まれてくる我が子の健康を願うと痛む腰もまぁなんとかやり過ごせる。生まれてすぐのシワシワの赤ちゃんですら愛らしい。すぐにプクプクになってくるほっぺや手足。すやすや眠っている我が子が起きればあわただしくなるのに触らずにはいられない。直接知った方々ではないものの、赤ちゃんを迎える喜びが伝わってきて、うっかり「もう一人・・・」なんて思ってはたと気づく。そんな年じゃないな。今産んだら将来ボロボロの私の体を介護してもらう時期が早まるだろうなんて。

なんで妊娠しないの?

その昔、結婚した私はすぐにでも子供が欲しかった。結婚して避妊をやめたらすぐに妊娠するもんだと思ってた。そのくらい未婚時の避妊には気を付けていたから。だけど定期的にくる生理、妊娠の兆候はあらわれず・・・あれ?当時仕事もしていたし日々忙しくもしていたから、結婚1~2年ごろまではそれほど毎月気にしてなかったけど、さすがに3年目に入ると「なんで妊娠しないんだろう?」と気になるようになった。基礎体温をつけてみたりもした。排卵日と思しき日に「今日はチャンスだから!」と夫を誘うのは恥ずかしいので、夫の目にも触れやすいように基礎体温表を共有していた。でも赤ちゃんはやってこなかった。私って不妊?

「妊娠を望んでいるカップルが避妊をしないでセックスをしているのに1年以上にわたって妊娠しない状態」
いつから不妊? | 妊活 (妊娠したい) | ベビカム

今では1年過ぎると不妊と言われるのか・・・。私の頃は3年とか5年とか言われてたけどな。


本やパソコンで調べると不妊治療に入る前には色々検査が行われるという。その中で卵管の通りを調べる通気・通水検査がとても痛いと知る。私は痛みに弱い(と思っている)のでその時点で尻込みしてしまう。夫には「怖がってないで行こうよ。一緒に行くから。」と言われるものの「痛い思いするの私じゃん!!」って言いながら先送りにしていた。いつか自然妊娠することに期待していた。

友達との旅行

仕事と家のルーティンながらもそこそこ忙しい日々の中で心の片隅には「赤ちゃん・・・」という思いはあったけれど、相変わらず受診を躊躇っていた結婚4年目の夏。私は友達と旅行に出かけた。1週間の休暇を取ってマレーシアのランカウイ島へ。結婚していても子供がいない身軽な立場としては友達と旅行に行くことも足かせはない。理解ある夫でよかった。
エメラルドに輝く海で泳いで、憧れていた砂浜のパラソルの下で読書もした(暑くてすぐに飽きたけど)。海の上に建つコテージで波の音を聞きながら眠りについて、誰からの視線もない海への窓は開け放って(網戸はしてた)朝日で目覚める日を過ごした。快適。日本に帰るとまたあわただしい日々が始まることは全く考えなかった。その中の1日で友達にオプショナルツアーに行こうと誘われた。車で少し離れたビーチに行って、そのあとボートで小島を遊覧するコース。「サメが触れます!シュノーケリングで綺麗な魚と海を楽しめます。」まぁ毎日同じビーチも飽きるのでその話にのった。
現地ガイドの男性が潜って綺麗な魚を見せてやるというのでついて行くと私の手を引いてどんどん潜っていく。いやいや!無理っす!!息が続かん!魚が綺麗どころではなく空気を求めて上昇したい。ガイドは離れては危ないと思って私の手首をがっしり掴んでいるので、無理!!!の形相で男性に軽くケリを入れ海面に出た。「ごめんね~苦しかったデスカ?」グッタリっすよ・・・。
その後ボートに乗って小島を遊覧するのだけど、グッタリな私はガイド(通訳)の言葉も右から左へするっと抜ける始末。そんな私の耳に突如「妊婦」という言葉が飛び込んできた。

伝説の島・伝説の湖

オプショナルツアーで訪れた島、ダヤン・ブンティン島。そこは海から見るとまるで妊婦が仰向けに寝転がっているように見える島だった。

出典:ダヤン・ブンティン(Dayang Bunting)湖(タシ・ダヤン・ブンティン) | ツーリズム・マレーシア

昔、ランカウイ島の王子が美しい娘と恋に落ちた。娘がダヤン・ブンティン島にあるダヤン・ブンティン湖の水を飲むと妊娠し男の子を産んだという。


島の中にあるダヤン・ブンティン湖の水を飲むと子宝に恵まれる伝説があると言う。なんですとー!!!・・・うん伝説伝説。観光地なんかにはパワースポットとか何かのいわれがある場所ってあるものね。船着き場から湖までアップダウンのある山道だったけど、私の足取りは軽かった。どんな素敵な湖なんだろう?伝説が生まれるくらいなんだからとっても清んでいて湖底が見えるほど・・・辿り着いた湖はちょっとね・・・イメージ違ったわw

出典:ダヤン・ブンティン(Dayang Bunting)湖(タシ・ダヤン・ブンティン) | ツーリズム・マレーシア
確かに緑だった。湖は緑だった。湖にはフロートの桟橋があってその先は広い足場となっていた。みんなそこからドボンドボン飛び込んで泳いでいる。「うぉ・・・この水を飲んだのか」ちょっと勇気がいる感じ。とりあえず泳ぐ、そして手についた水をペロッと舐めてみた。変な臭いや味はしない。「お腹壊さないかな・・・」一抹の不安を感じながら友達に背を向け、ほんのちょっとの水を口に含んで飲み込んだんだ。「赤ちゃんがやってきますように。」


そしてこれはダノンw子供が小さい頃お世話になりました。


パワーがみなぎった私の体

私のお腹は痛くならなかった。
無事日本に帰国するとそれまでと変わらない仕事と家のルーティン。それでも旅行で得たパワーで疲れも吹っ飛ばす勢いだったけどその効果も1か月ほどすると薄れてきて・・・。疲れが取れない・常に眠い・ダルい・・・そんな不調が続きしまいには生理が遅れる始末。・・・まさか?仕事帰りにドラッグストアに寄って妊娠検査薬を購入。自宅に帰り速攻トイレへ!チェック!チェック!!そして今まで見たことがないものを目の前にして震えた。陽性反応!妊娠してる~~~♡♡♡
伝説の水を飲んで受胎した!!?
そんな訳ないと思っていてもなんというタイミングでの妊娠判明!自力で願っても得られなかったものが他力に頼って叶った気がした。その後初めての受診で妊娠6週と言われたので、旅行前の受胎だったと考えられるわけだけど、その判定って前回の生理日の自己申告と赤ちゃんのサイズで想定されると聞くと、あながち伝説パワーは本物なんじゃないかと思ったりもした。恐るべしダヤン・ブンティン湖・・・
その後の私はトラブルもなく出産1か月前まで無事仕事と家庭を両立させ、玉のようなかわいらしい赤ちゃんを産みましたとさ。おしまい。






ARIGATO☆


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