もう少し前の話になりますが、今年の夏旅行に行ってきました。今年は長男が高校受験ということで、「旅行はやめて日帰りで遊びに行くくらいにしておこうか」と思っていたのですが、行きたいと希望するところは海水浴。日帰りでも帰れないことはないけれど、せっかく行くなら色々見たいところが近くにあります。ということで1泊旅行となりました。
今回は京都・舞鶴からスタートして丹後半島を半周しました。旅のポイントを紹介したいと思いますが、くどく長くなりますのでお時間のある時にでもどうぞ。
舞鶴市
肉じゃが
まずは大阪から京都・舞鶴へ京都縦貫道で向かいます。めざすは「肉じゃが」。肉じゃがは舞鶴が発祥の地だそうですね。昼食に美味しい肉じゃがを食べられるように出発しました。
旧日本海軍の調理担当を育成するための教科書「海軍割烹術参考書」が1908(明治41)年に誕生し、多くの洋食が記載されました。それが舞鶴海上自衛隊にのみ大切に保管されれていたそうです。またもう一つ舞鶴にのみ残る「海軍厨業管理教科書」のなかに「甘煮」として紹介されていたのが今の肉じゃがです。海軍で活用されていたこの教科書が戦後、復刻され肉じゃがが舞鶴発祥となったそうです。
ランチをいただいたのは東地区のメインストリート沿いにある「居酒屋ぶっちゃけ」さん。ランチメニューが豊富で副菜もたっぷりの定食がどれも1,000円未満です。「甘煮」と言われていたくらいだから薄味は嫌だ!と思っていましたが、自分でつくる肉じゃがと同じ甘さでとっても美味しい♡(何気に自画自賛w)ボリュームたっぷりで旅の活動に向けて十分お腹を満たしてくれました。
舞鶴引揚記念館・引揚桟橋
2015(平成25)年にユネスコ世界記憶遺産に登録された、舞鶴引揚記念館。シベリア抑留から引き揚げてきた方々が祖国への第一歩を踏みしめた地として1988(昭和63)年に記念館が開館しました。希少性の高い多くの貴重な資料が収められており、過酷なシベリア抑留の現実と、困難だった引き揚げを伝える資料に胸が締め付けられる思いでした。この時代の方の苦労があるから今の私達があると思わずにいられません。
引揚桟橋の周辺には誰もおらず、忘れられたかのような寂しさが漂って・・・復元された桟橋ではありますが、ここでたくさんの人々が家族の帰りを待ち毎日立っていたんだと思うと、家族が傍にいるありがたさを感じます。
赤れんが1号棟(赤れんが博物館)
日本に現存する最古級の鉄骨れんが建造物で、戦中魚雷庫だったのを活用しているそうです。館内は各国・各種のれんがの作り方や積み上げ方など・・・あまり興味を惹かれなかったのだけど(笑)ノスタルジックな雰囲気には浸れる場所ではあります。
れんがじゃなくて鉄なんだけどこの窓枠が一番美味しそうで印象的でした。
宮津市
天橋立
大阪と京都。隣府に住んでいて一度も来たことがなかった天橋立です。天橋立の全貌を見るには傘松公園が有名ですが、展望台からはちょっと斜に見るかんじ。まっすぐ天に昇るような龍を見たいなら天橋立ビューランドがおススメです!
小さな遊園地になっていますが、モノレール・リフト乗車+入園料で大人850円・小人450円。モノレールかリフト好きな方で山頂まで上がります。まっすぐ伸びた龍が壮観です。
股覗きは覗くと天地逆転して天に橋が架かってるように見える…のではなく、頭に血が上ってクラクラして天地逆転したように思うんだって(笑)#天橋立#天橋立ビューランド
この日、気づきました。我が家は全員体が硬い!酢の物しっかり食べます(笑)
与謝郡伊根町
奥伊根温泉 油屋
天橋立から国道178号線をドライブしながら辿り着いたのは本日のお宿「奥伊根温泉 油屋」さんです。大きな旅館ではありませんが、親切でいいお湯のお宿です。冬のカニ・ブリしゃぶが有名でシーズンはなかなか予約が取れないそうです。今回は真夏ですが、海の幸がこれでもか!!というくらい並ぶお食事でもったいないことに食べきれないほどでした。鯛の釜めしにたどり着くまでにお腹はいっぱい。おにぎりにしてもらってお夜食として部屋に運んでもらいました。
我が家は人数が多いのでお刺身を夕食に並べることが少ないのですが、た~っぷり堪能できました。夏はお宿もリーズナブルな価格だったので、この食事だけで元取れた!って感じです。
実はこの油屋さん、別館和亭というお宿が併設されていて、そちらは各お部屋に露天風呂がついている仕様。「お子様はご遠慮ください」というシステムらしく大人だけの上質な時間が過ごせそう。冬になったら夫婦で鰤を食べに来たいなぁ~と思うのは理想でもう少し先の話になりそうです。
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ということで1日目は終了。お宿では4組のお布団が並べられ、家族そろって眠るのは久しぶりということで子供たちは遅くまで布団の上でテンション高く遊んでいたのだけど、明日の海水浴に備えて早く寝なさい!というのも無理なお話でした。夢の中でクスクス笑っている息子を見て、「泊まりにしてよかったな」と思いつつ眠りにつきました。2日目へつづく・・・
ARIGATO☆
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