わたしのみち

おもうこと、ひびのことあれこれ




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おとうさんスゴイ!って思うこと、ひとつ

GW終わっちゃいましたね。今日から仕事モードの方、頑張ってください!やっと休息が取れるよ~って方、お疲れさまでした。
私はGW前半仕事、後半遊びと充実した日々を送れましたよ。どちらかといえば遊びが充実し過ぎて疲労が残る40代のしゅうです、ごきげんよう。

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このGWは岩国・広島へ遊びに行ってきました。せっかくなので記事にしたいのですが、写真の整理が追い付かないのでまたいずれ。
岩国航空基地フレンドシップデー2017に行きます - わたしのみち


さて皆さん、皆さんのお子さんはお父さんを尊敬していますか?皆さんが子供だったころ純粋にお父さんを尊敬していましたか?
恥ずかしながら我が家の子供たちは日常、お父さんを尊敬している態度など微塵も見せません。逆に躾や勉強のことで一言二言言われることが多くて「お父さんウザッ!」って態度です。それを窘めるのも母親の役目だと思うのですが、このままじゃお父さんの立場が・・・って思うこともしばしば。ところが今回の旅行でちょっとお父さんに対して目をキラキラさせる子供たちに気づいたのです。

友達100人できるかな

夫は顔がデカい広いです。全国各地というと言い過ぎかもしれませんが主要都市にはたいてい友達や知人がいます。今までの旅行でも「せっかく来たのだから」と旅行の合間に友達と会うことが多く、ただ家族旅行ということでガッツリ一緒に行動するなどではなく、昼食を一緒にとかお茶だけでもとかお店をされている方のところで夕食を頂いたりなど、1~3人くらいの方と会うのが普通でした。
それが今回は「しゅう夫が広島に来るなら!」と飲み会を企画してくださったのです。

当日我が家が岩国のフレンドシップデーに参加することを知っている友達は、当然地元の方々ならその混雑状況はよく把握されています。その上で時間通りに伺えないことも承知の上で企画してくださいました。
開始時間から1時間遅れて入店するとそこには25人は集まっていたでしょうか。生まれ育った土地でもない同級生の集まりでもない、ただの趣味で繋がった友達がたくさん集まってくれていました。よくぞ来てくれたとばかりに拍手で迎え入れられ子供たちは驚いた様子です。そりゃそうです、自分が主役級の扱いで迎え入れられることなんてないでしょうからね。

子供たちは促されるままに席に着き、ジュースが用意され食べ物を勧められまわりの大人たちは優しく接してくださり、一方離れたところでは席を立って夫に挨拶に来てくれる方々がいる。母親は挨拶に回って自分たちのそばにいてくれない。驚きと緊張の中で「お父さんって何者!?」と思ったことでしょう。何者でもありません。趣味が高じて友達が増えただけなのですが。

ヒーロー

子供にとって友達が多いのは一種のヒーローなのかもしれません。自分たちの生活が基準の彼らにとっては学校内の友達がすべてで、遠く離れた地に友達がいるなんて引っ越しでも経験しないとその境遇にはならないことです。しかし父親を通して体験した出来事はお父さんに対する意識を少し変えたようです。

夫も家族を気にせずゆっくり過ごしたかったでしょうし、遅い時間まで子供を止めておくのも気になったので、予定通り30分ほどの滞在で私は子供を連れて先にホテルに戻ったのですが、その車中で子供たちは言いました。
「広島の人って優しいなぁ」
「お父さんって友達何であんなに多いん?なんかスゴイなぁ」
「どこに旅行に行っても友達おるってスゴイなぁ」
私はちょっと笑ってしまいました。真っ先にお父さんスゴイと言わないのは普段お父さんを面倒くさがっていることの反面の照れがあったのかもしれませんね。それからはずっと「友達が多いお父さん」について兄弟で話していました。どうやったらあんなに友達が増えるのかと。

でもお父さんには言わない

「お父さんスゴイ!」って思ったのは事実だけど、直接お父さんには言えません。だって恥ずかしいんでしょうね。褒め言葉を口にしたら負けた気がする!ってやつですかね(笑)
昨日どうだった?とお父さんに聞かれ「お父さんの友達って優しい人ばっかりやな」とだけ。思春期の男の子の最大限の譲歩なのかもしれない言葉に私はニコニコしていました。お父さんの株も少し上がったかな?と。


*****


普段褒められたことはすぐ薄れ、叱られたことはいつまでも残り、そこに親がいることは当たり前で常々感謝の気持ちや尊敬の気持ちを持っているかといえば日常そんなこと考えて過ごしてないと思うんです。そりゃいつもそうであれたらいいのが理想ですけど、みんなとは言いませんが子供たちってそんな感じですよね。
でも時々でいいんです。子供なりの親の「すごい!ポイント」を見つけたときに一時でも尊敬する気持ちを持つ積み重ねが、彼らが大人になり親となった時に父親といい関係を保っていけるということに繋がるのかなと感じています。
母親目線の「すごい!ポイント」の押しつけではなく、彼ら自身が感じ取れる機会をこれからも作っていきたいなと思います。




ARIGATO☆