わたしのみち

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円満退職~負けるが勝ち!?

こんにちは、しゅうです。

今まで春の花粉に悩まされたことはなかったのですが、

先ほど用事で出掛けたら何やら鼻がムズムズする。

遅れてやってきたか?花粉症。

秋はてき面です( ;∀;)

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さて、4月に入り、

就職・進学・進級と新しい生活に意気揚々とされている方が多いなか、

退職のお話をば。

 

勤めの長短に関わらず、退職の希望を伝えるのはなかなか難しいことです。

仕事の切りの良い時を見計らって・・・

人事の動きを見計らって・・・

勢いにまかせて・・・

色々ありますね。

 

前職では社会福祉法人で事務員(パート)をしていました。

5年勤めましたが、家業との兼ね合いで退職を考えだしたのが、ある年の秋です。

経理の仕事をしていたので、

年末の年調から年明け2月終わりの決算処理までは忙しく、

できればそれらの処理を済ませた年度末に、

切りの良いところで引き継いで退職したいと思っておりました。

 

逆算して12月末までに退職の希望を伝えれば、

引き継ぎにも十分時間はあると考えていたところ、

私の上司であるA子主任が施設長に退職願を出しました。

しまった!先を越された!!

彼女(正社員)が施設の処遇に度々不満をもらしていたのは知っていますが、

長年勤めた職場も捨てがたいと迷っておりました。

それが堪忍袋の緒が切れたかのように突然の退職宣告です。

期日は年度末。

 

それを知ったB子(パート)が「A子さんが辞めるなら私も辞める!」と言い出し、

退職願を持って施設長に直談判。

あっさり承諾されました。(この辺りは戦力となっているかも判断に含まれているかと。)

事務員は私を含めて3人。

お~ぃ!!二人抜けて私だけ残るんすか!?

あれよあれよという間に退職話は進み、

私が言い出せる余地はなくなってしまいました。

「しょうがない・・・新しい人が来て落ち着くまで1年くらい頑張るしかない」

そう覚悟を決めました。

 

*****

 

さて、年も明け、すっかり退職モードのB子でしたが、

実は大!どん・でん・返し!!!が待ち受けております。

施設側はA子主任に処遇改善を条件に残留を迫っておりました。

実際、それだけ施設に貢献していた人です。

彼女が抜けるということは、いくら新たに経験者を迎えたとしても、

運営に支障をきたすと判断したのでしょう。

もちろんA子主任もそれをわかっていたので、施設側の条件をのみ退職撤回しました。

 

さぁ!それを聞いたB子は大慌てです。

「A子さんが残るなら私も残る!」と言い出し、

またまた直談判で退職撤回願を申し出ました。

今度はすんなり受け入れられませんでしたが、彼女の懇願により施設側も了承。

晴れて元の三人体勢で・・・とはなりません!

 

よっしゃー!!今のうち!

とばかりに、私は退職希望をA子主任と施設長が揃っている場で伝えました。

ありがたいことにかなり引き留めてくださったのですが、

  • 私も退職希望を持っていたこと
  • 二人の退職が次々決まり一時はあきらめたこと
  • 二人の復帰が決まり、今を外せば仕事に支障がでる可能性もあること

を告げた上で、退職願は受け入れられることになりました。

もう、心の中ではガッツポーズです(笑)

そうして私は無事退職の2か月以上前に希望を伝えることが出来ました。

めでたし、めでたし。

 

 

となるはずはなく・・・

私の仕事はB子が引き継ぐことになり、

決算処理の忙しさの中、着々と引き継ぎをこなしていきました。

そんなある日、新しい事務員を迎えると施設長からお達しがありました。

正社員でA子主任の改善後の待遇と同待遇だというのです。

施設長はA子主任に強制的にほぼすべての仕事を引き継ぐように指示しました。

「誰が欠けても仕事が円滑に回るように」との思いだったかもしれませんが、

時期が悪すぎます。

それに憤怒したA子主任。

「3月末までにすべての引き継ぎを終えます!

私はやはり3月末をもって辞めさせていただきます!」

 

私とA子主任の退職は2か月以上前に申し出たかたちとなり、受理されました。

残されたB子は「私も・・・私も・・・」とオロオロするものの、叶わず。

ちょっぴりかわいそうなかたちとなりました。

 

*****

 

この話、B子にとってはキツい話だとは思いますが、

自業自得でもあるなと思うんです。

勤めている以上、会社にとっては大きくても小さくても戦力です。

人に振り回される形で自分の進退を決めるのは間違っています。

理由によっては突然の退職もありますが、

やはり本人の希望だけでなく、会社のタイミングに合わせることも大事です。

 

勤めの長短に関わらず、退職を考えてるかたがいらっしゃいましたら、

まずは「自分は(微力ながらも)会社の戦力になっているんだ」と考え、

進退を考えてはどうかと思った次第です。

 

こんな会社でやってられっか!!!

と思うかたは別ですが・・・それはまたいつか。

 

 

 

ARIGATO☆