わたしのみち

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わたしのみち

おもうこと、ひびのことあれこれ

くやしいと思う気持ちは大事

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酷暑の中、昨日・今日と長男の陸上記録会がありました。

彼は中距離ランナーです。

昨日は1500m、本日は800mを走りました。

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それにしても屋外競技の陸上は春から夏がハイシーズンで、

いくら体調管理に気を付けていても具合の悪くなる選手もチラホラ。

走り終えたあと嘔吐している学生を見かけたこともあります。

がんばって走り抜いたことを褒めたたえたい気持ちと、

脱水症状で搬送されることもある心配に、

この暑さの中での競技、何とかならないものかとも思うのは親ごころですね。

  

親も驚く選択

さてさて・・・

長男は中学に入学して陸上部に入部したわけですが、

これが両親そろって大変理解しがたい行動・選択だったわけです。

彼は運動神経は決してよくありませんでした。

小学校の徒競走なんて6人で走って6位かよくて5位です。

50m走のタイムも年齢別の標準タイムを大幅に遅れを取っていました。

小さい頃は鬼ごっこをすればすぐ捕まり、跳び箱は恐怖に打ち勝てず。

学校の授業どころか日常でも運動神経の悪さはわかっていました。

でも、母親として私は「苦手なこともあるだろう。苦手だからと完全回避している

のではなく、一応向き合い努力はしようとしている。」と理解していました。

他に得手とすることがあるなら、

苦手なことがあってもいいじゃないかとも思っていました。

 

小学6年生のとき、入学先の中学校でクラブ見学をさせてもらう行事がありました。

そんな彼が入部を希望したのは陸上部。

私と夫は顔を合わせてひっくりかえりそうになりました💦

理由を聞けば「先生や先輩が優しくて楽しそうだったから。」

うん、それは選択の理由にはなり得るよね。

でもそこで何をするのかわかっているのか・・・?やれるのか?

私たち夫婦はそれだけの理由で苦手なものに向かって行けるんだろうか?と思いつつ、

「あなたは走ることは苦手なんだからほかのクラブを選んだらどう?」

とは、言いませんでした。

苦手なものであっても自分で決めたことなら向かってぶつかればいいじゃない。

ぶつかって諦めることもあるだろうけど、

チャレンジしてみる心を応援しようじゃない。

 

・・・そう、息子には申し訳ないけど数カ月、

いや1か月も持たず辞めたいと言うだろうと思っていたのです。

しかしチャレンジ精神を持った息子を目の前にし私の心は躍っていたように思います。

 

 

目に見える達成は・・・

陸上部に入部して初めての夏休みを向かえても1日も休むことなく、

彼は音を上げることはありませんでした。

その頃には競技会ではなく、全員参加の記録会には出場するようになっていました。

最初の顧問の見極めで、彼が向き合ったのは中距離です。

最初のレースでは予想通り最下位ゴールだったし、

タイムも同年齢のものには到底及ばずでしたが、本人のくやしさがありました。

次のレースでは最下位脱出し、タイムも少し短くなりました。

そこで喜んでしまった彼はその後のレースは全く伸びず、

タイムも遅くなるばかり・・・

それでも彼は飄々としているのです。くやしさが感じられなくなりました。

運動部の経験のある私は、そんな彼の態度にイラつきさえ感じました。

レースを終える度に彼と話し合い、

負けてくやしくないのか!1秒でも早く走ろうと思わないのか!と

詰め寄ってしまいました。

口ではくやしいと言いながらもそれでも彼の記録は変わりませんでした。

そのうち私は自分の彼に対するイラつきの落としどころとして、

「レースで目を見張る結果には至ってないけど、1日も休まずクラブに行ってるじゃ

ないか。早々に辞めてしまうだろうと思っていたけど、音を上げず続いてるじゃない

か。それだけでも彼の成長と成果じゃないのか。」と思うようになりました。

 

男親としては違う

夫は私のそんな気持ちには完全に賛同はしてくれません。

「母親のゆうはそれでもいいと思うし、それで彼に接してやればいい。でも、父親とし

て俺は息子に思うことがある。」と言います。

「自分でやろうと思ったことだ、結果を出してなんぼ、成績をあげてなんぼだ!お前に

はくやしさがまったく感じられない!」と毎回彼を叱咤激励します。

夫の言う結果や成績は1位にならなければ意味がないということではありません。

自分で決めた目標の達成であり、それが5秒でも10秒でも目指さなければ意味がない。

達成できなければくやしく思って顧みなければいけないということです。

走ってる最中、苦しいのは当たり前で、

その時少しでも前へ!とふんばれる気持ちを持たなければということです。

苦しくて前走者との距離があき、自分のゆっくりしたペースしかキープできず、

それを許してしまったら達成などできないと。

 

夫の気持ちはよくわかります。

しかし「参加することに意義がある」ような落としどころを見つけてしまった私は、

夫の彼への言葉がとても厳しいものに感じるのも事実です。

父親が息子に持つ気持ちと、母親のそれとははやり差があるということなんでしょう。

 

現状で満足して欲しくない

それでもやはり現状でいいと思って欲しくない。

くやしさや自分を伸ばす力を身につけてほしいと思います。

それは今のクラブ活動に限らず、

将来にわたって色んなことに当てはまってくるでしょう。

暑い中、苦しい中、走っているのは先頭ランナーも最後尾も一緒です。

それでも乗り越えようという気持ちを強く持てるかどうかが、

自分の目標や結果に近づくか達成できないかの差になるんだろうなと思います。

運動神経というベースは違っても、気持ちで負けてほしくない。

それは今日明日で何とかなるものではないかもしれないけど、

自身でそれに気づいて欲しいと思いますし、

「あぁ、お父さんが言ってたのはこういうことだったのか」と、

感じる日が来てほしいと願って、私は母親として支えていきたいと思っています。

 

 

 

ARIGATO☆